こんにちは。吹田市・千里山のわに司法書士事務所です。
書類って、集めるだけで一仕事ですよね。
私も相続の手続きで古い戸籍を確認していたとき、どうしても読めない文字があり、役所に問い合わせたことがあります。
自分では何度見てもわからなかった文字。それが、役所の方に確認すると、きちんと読み解けていてびっくりしました。
昔の戸籍には、今ではあまり見かけない文字や独特の書き方もあります。こうした戸籍を日々扱っている役所の方は、さすがだなと感じた出来事でした。
さて、相続の手続きでは、このような戸籍を集めて相続人を確認する必要があります。さらに、銀行での預貯金の手続きや不動産の名義変更など、提出先ごとに書類を準備するのも大変です。
そこで今回は、相続手続きの負担を減らすのに役立つ「法定相続情報一覧図」についてご紹介します!
法定相続情報一覧図とは、亡くなられた方と相続人との関係を一覧にまとめ、法務局の登記官による確認を受けた書面です。
相続手続きでは、亡くなられた方の出生から死亡までの戸籍謄本などを提出し、相続人を確認してもらうことがあります。法定相続情報一覧図を取得しておけば、提出先の取扱いに応じて、戸籍謄本一式の代わりに利用できます。
法定相続情報一覧図は、主に次のような相続手続きで利用できます。
複数の金融機関で手続きを行う場合や、不動産と預貯金の両方を相続する場合には、戸籍謄本一式を何度も提出する手間を減らせるため便利です。
なお、提出先によっては別途書類が必要になることもあるため、事前に確認しておくと安心です。
一般的に、次の書類を準備します。
| 必要書類 | 内容 |
|---|---|
| 亡くなられた方の戸籍謄本など | 出生から死亡までの戸籍・除籍・改製原戸籍 |
| 亡くなられた方の住民票の除票など | 最後の住所を確認するための書類。取得できない場合などは戸籍の附票を利用できることがあります |
| 相続人の戸籍謄本など | 相続人全員の現在の戸籍謄本または抄本 |
| 申出人の本人確認書類 | 運転免許証の写しなど、氏名・住所を確認できる書類 |
| 法定相続情報一覧図 | 相続関係を整理して作成した一覧図 |
| 申出書 | 法務局所定の申出書 |
相続関係によっては、追加の戸籍などが必要になる場合があります。また、一覧図に相続人の住所を記載する場合は、住所を証明する書類も準備します。
手続きは、次の4つのステップで進めます。
申出先は、亡くなられた方の本籍地や最後の住所地、申出人の住所地、不動産の所在地を管轄する法務局などから選べます。郵送による申出も可能です。
法定相続情報一覧図の写しは無料で交付されます。ただし、戸籍謄本などの取得費用や郵送費用は別途かかります。
法定相続情報一覧図は、戸籍に基づいて法定相続人を明らかにするためのものです。誰がどの財産を取得するかという遺産分割の内容や、相続放棄の有無を証明するものではありません。
また、一覧図を取得するためには、最初に戸籍謄本などを収集し、相続関係を正確に整理する必要があります。
詳しい必要書類や様式については、法務局の公式案内もご確認ください。
法定相続情報一覧図を利用することで、複数の相続手続きを効率よく進められる場合があります。一方で、戸籍の収集や相続関係の整理には手間がかかることもあります。
わに司法書士事務所では、戸籍収集や法定相続情報一覧図の作成・申出、不動産の相続登記など、相続手続きを状況に応じてサポートしております。
相続手続きの進め方や必要書類についてお困りの方は、お気軽にご相談ください。